世界には200を超える国と地域が存在しますが、その中でも「面積の大きさ」は国の影響力や資源の豊富さに直結することが多く、非常に重要な指標の一つです。
2024年の最新データをもとに、今回は「国土面積が広い国ランキングTOP10」をご紹介します。このランキングでは、各国の陸地面積を基準に順位づけされています。
国土の広さは、経済力、軍事力、資源開発、さらには文化的な多様性にも大きな影響を与えるため、世界の勢力図を読み解くうえで欠かせない視点です。
ランキング上位にはおなじみの超大国が名を連ねていますが、中には意外と知られていない国もランクインしています。
また、日本の順位も特別にピックアップして紹介しているので、ぜひ最後までお楽しみください。
日本の国土面積は約36万4485平方キロメートルで、世界で62位にランクインしています。
日本は、北海道・本州・四国・九州の4つの主要な島と、約6,800の離島で構成される島国です。地理的には比較的小さな国に見えますが、細長く広がる形状と数多くの離島によって面積は意外に大きく、イタリアやドイツといったヨーロッパの主要国に近い規模です。
また、山岳地帯が多く、平地が限られているため、都市部への人口集中が進んでいます。それでもなお、日本の海岸線の長さや海洋権益の広さも合わせて考慮すると、地政学的に非常に重要な国といえます。
アルジェリアは約238万平方キロメートルの国土を持ち、アフリカ最大の面積を誇る国です。
その大部分はサハラ砂漠が占めていますが、地中海沿岸部は肥沃な土地が広がり、農業や居住にも適した地域となっています。豊富な石油と天然ガスの埋蔵量を背景に、アフリカのエネルギー大国としての地位を確立しています。
また、アラブ文化とフランス植民地時代の影響が混ざり合った独自の文化も魅力の一つです。
カザフスタンは約269万平方キロメートルの面積を持ち、中央アジア最大の国です。
内陸国でありながらも、カスピ海や多くの湖、広大な草原を持つ国土は、エネルギー資源や鉱物資源の宝庫とされています。旧ソ連構成国としての歴史的背景もあり、ロシアとの関係が深い国でもあります。
また、広大な土地を活かした宇宙開発(バイコヌール宇宙基地)など、ユニークな国家戦略を持つことでも注目されています。
アルゼンチンは約273万平方キロメートルの面積を持ち、南米で2番目に広い国です。
パンパと呼ばれる草原地帯やパタゴニアの荒野、アンデス山脈など、非常に多様な地形と気候を有しています。これにより、農業や観光資源が豊富で、ワインや牛肉の輸出国としても有名です。
広大な国土は経済的な潜在力だけでなく、南米における地政学的な立場を強化する重要な要素となっています。
インドは約297万平方キロメートルの面積を持ち、南アジアで最も広い国です。
急速な経済成長と人口増加により、世界の注目を集めているインドは、広大な国土に農業地帯、都市部、山岳地帯など多彩な環境を抱えています。特にガンジス川流域などの肥沃な土地は、インドの農業を支えています。
また、言語や宗教、文化の多様性が顕著で、地理的な広さがそのまま文化的な広がりを象徴しています。
オーストラリアは約768万平方キロメートルの面積を持つ大陸国家です。
国全体が一つの大陸を形成しており、砂漠、熱帯雨林、都市部といったさまざまな地形が混在しています。人口の大部分は東部および南東部の沿岸地域に集中しており、内陸部(アウトバック)は未開発な自然が広がる地域となっています。
また、資源大国として鉄鉱石やウランなどの鉱物資源に恵まれており、アジア諸国との貿易でも重要な役割を担っています。
ブラジルは約835万平方キロメートルの面積を誇る南米最大の国です。
アマゾン熱帯雨林の存在で知られるこの国は、地球規模での気候変動や環境保護の議論において重要な役割を担っています。また、広大な農地や鉱山資源も豊富で、経済成長の可能性を大きく秘めた国でもあります。
多様な人種と文化が混在するブラジルは、地域ごとに異なる風土や伝統が根付いており、その面積の広さが国の多面性を支えています。
カナダは約909万平方キロメートルの面積を持ち、アメリカに次ぐ北米の大国です。
国土の大部分は森林や湖、ツンドラ地帯で占められており、人口密度は極めて低いのが特徴です。それでも、豊かな自然資源と安定した社会制度によって、高い生活水準と国際的な影響力を保っています。
また、先住民族の文化や多文化主義の推進など、広大な土地に根付いた多様性もカナダの魅力の一つです。
アメリカ合衆国は約914万平方キロメートルの国土を有し、北米大陸を代表する超大国です。
本土48州に加え、アラスカやハワイも含まれており、気候帯も熱帯から寒帯まで多岐にわたります。この国土の広さが、豊富な資源と多様な産業構造を可能にしており、世界最大の経済大国としての基盤となっています。
また、軍事基地や研究機関、大学なども広大な土地に設置されており、地政学的にも安全保障的にもその面積は大きな価値を持っています。
中国は約932万平方キロメートルの国土を持ち、アジアで最大の面積を誇る国です。
東アジアに位置する中国は、人口でも世界最大級であり、地理的にも平野、砂漠、高山、河川など非常に多様な地形を含んでいます。この広大な国土は、農業、工業、都市開発において極めて大きな役割を果たしています。
また、国境を接する国が14カ国と非常に多く、外交戦略上も重要な位置にあります。中国の広い国土は、内需市場の大きさや地域間格差など多くの課題と可能性を併せ持っています。
ロシア連邦は約1,637万平方キロメートルの国土を持ち、世界最大の面積を誇る国です。
ヨーロッパとアジアにまたがるこの超大国は、11の標準時を持ち、極東からヨーロッパの端まで広がる広大な領土を有しています。シベリアや極北地域など人の住みにくい地域も多くありますが、膨大な天然資源と戦略的な地政学的位置から、世界におけるロシアの存在感は非常に大きいです。
また、森林、鉱物、石油・天然ガスなど、あらゆる自然資源が豊富で、これが経済や外交戦略の大きな武器となっています。
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